迦葉山の馬かくれスギ

昭和51年 沼田市指定文化財
  沼田市上発知町445  迦葉山竜華院弥勒寺
樹齢 推定年齢 900年のスギ
  樹高 35.0m  幹周 8.50m  枝張り 東西9.5m  南北19.5m

 弥勒寺参道の石段下にあり、寺が創建された頃に植えられたとされている。
昔、参道が急峻で下馬札が下方にあって、歩いて登るのが大変だったため、こっそりこのスギの
空洞に馬を隠して参詣したので「馬かくれスギ」といったそうです。

千代の松

利根郡みなかみ町藤原字湯ノ小屋
 樹齢 推定約 600年のアカマツ
 樹高 24.5m  幹周 4.1m 枝張り 東西16.6m 南北16.3m

 平家一門が屋島壇ノ浦の戦いを最後に平家の落人と
なり、湯の小屋の里に安住の地を求めた平家の一門、
鎖鎌の名人・平左衛門が植えたマツと言われている。

稚子サクラ

昭和44年水上町指定天然記念物
  利根郡みなかみ町藤原字滝沢
樹齢 推定約100年のヤマザクラ
  樹高 16.5m  幹周 4.4m  枝張り 東西11.2m 南北11.3m

樹齢100年といわれる「サクラ」がクリの老木」の股に着生し、生育している。
別名「みごもりクリ」とも呼ばれている。

相俣のさかさザクラ

昭和27年群馬県指定天然記念物
  利根郡みなかみ町相俣1474
樹齢 推定約450年のサクラ
  樹高 11.0m 幹周 6.5m  枝張り 東西12.5m  南北 12.6m

 上杉謙信が初めて関東に入った天文21年(1552年)
春日山より持参したサクラの鞭を逆さに挿して、開花
の可否で出陣の幸先を占ったところ、不思議なことに
芽吹いたと伝えられている。
また、このサクラの花の咲き具合でその年の作柄を占
ったので、「豊年桜」とも呼ばれている。

新巻小学校のギンモクセイ

昭和45年新治村指定天然記念物
  利根郡みなかみ町新巻
樹齢  推定約250年 樹高 7.0m  根元周 2.4m
     枝張り  東西 6.2m  南北  6.8m

 まれに見る老巨木であり、小学校はもちろん村
のシンボルになっている。
中国の原産で観賞用として広く植えられている。
10月頃、葉の脇に小さな白い花を束生する。雌株
は渡来していない。芳香がある。

上津のウバザクラ

名胡桃の姥の桜は咲きにけり
  子持の山にかかるしら雲  

昭和27年群馬県指定天然記念物
  利根郡みなかみ町上津1130-1
樹齢 推定約540年のヤマザクラ
    樹高 12.0m  幹周 4.1m
    枝張り 東西 16.8m  南北 17.6m

 沼田氏五代上野介景繁の三男景光が名胡桃城
を初めて構えた。景光の姉、如意姫は絶世の美女
で才知万人に優れ、和歌に秀でその才京に達し、
召されて都に上り、右大臣平信宗の養女となり、妥
女として宮中に仕えた。
 帝の寵愛厚く、懐胎し、長禄2年(1458)帰郷して、
上津の地で皇子を産み、京洛からたずさえてきた
サクラ苗を記念に植えたものと伝えられている。

村主神社の大ケヤキ

昭和27年群馬県指定天然記念物
  利根郡みなかみ町上津1233
樹齢 推定約600年の欅
  樹高 30.0m  幹周 7.2m  枝張り 東西36.7m  南北28.0m

 村主神社の御神木として尊崇されてきた。かつては、
この樹下で名胡桃郷の大宮八幡、村主八幡、小松八幡
の三社が相寄り、三社祭り流鏑馬の神事が明治中期まで
行われていた。
 神社の境内に欅や杉が多いのは、育ちが早く、大木とな
り樹型も優れて神域にふさわしい樹として神聖視されてき
たためである。

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