林 柳波

はやし    りゅぅは

明治25年〜昭和49年(1892〜1974)

おうま    詞 林 柳波
       曲 松島つね
 一
おうまの おやこは
 なかよし こよし
いつでも いっしょに
 ぽっくり ぽっくり
       あるく
 二
おうまの かあさん
 やさしい かあさん
こうまを みながら
 ぽっくり ぽっくり
       あるく
     (昭和十六年)
うみ    詞 林 柳波
      曲 松島つね
 一
うみは ひろいな
大きいな
月が のぼるし
日が しずむ
 二
うみは 大なみ
あおいなみ
ゆれて どこまで
つづくやら
 三
うみに おふねを
うかばして
いって みたいな
よそのくに
      (昭和十六年) 

林 柳波 本名 照寿

 明治25年沼田市材木町で林菊三郎の三男に生まれる。沼田小学校高等科を卒業後
上京し、その後明治薬学校(現明治薬科大学)を明治43年卒業し、母校講師となる。
童謡詩人として知られ、約千篇の作品がある。昭和49年82歳で没す。
 代表作に掲載の詩碑「おうま」「うみ」の外に次の作詞などがある。
 「うぐいす」(梅の小枝で うぐいすは) 「えんそく」(そらはあおぞら よいてんき)
 「かくれんぼ」(かくれんぼするもの よっといで じゃんけんぽんよ)
 「スキーの歌」(輝く日の影 はゆる野山 輝く日の影 はゆる野山)
 「はごろも」(白いはまべの松原に) 「みなと」(そらもみなとも よははれて)
 「ほたるこい」(ほーほーほたるこい)
「帆かげ船」(ほほほぶね ほかげぶね)
  「ひなまつり」(赤いもうせん しきしめて おだいり様は うえのだん)
  「夕立」(ごろごろとおくでかみなりさん ぴかっとひかるはいなびかり)
  「木蓮」(木蓮の 真白き花の 朧夜に) 「夕顔」( 夕顔の花 つるの花)
  「はよはよ帰ろ」(はよはよかえろ いばらのみち ゆうひはおちて)
  「婆やのお家」(あの道を右に曲がって 茶畑の隅のところよ)
  「たなばたさま」(ささのは さらさら のきばにゆれる)
  「お会式行進曲」(みんな揃うて 南無妙法連華経) 「ざんぶりこ」「ガンモンモン」

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沼田小学校 「おうま」の詩碑